w洗顔をやめたときの話。注:石けんオフ派ではありません
ここ最近、流行ってますね。
石けんオフとか、脱ファンデとか、自然派コスメとか。
私も多分どちらかというとこっち派。
ガツガツのデパコスとか香水のような匂いの付いた化粧水とか本当ムリ(なぜ肌荒れしている人がア〇ビオンの匂いの強いスキンケア使えるのかいつも謎…今度書こう)。毎日メイクしなきゃいけない環境だからこそ、できるだけ肌には負担をかけずに大事にしたいと思っています。
そんな私も昔は何も考えず、洗顔もテキトー。スキンケアもテキトー。メイクレッスンで喝を入れられるような(笑)典型的な“何も考えず観察もせずに作業(スキンケア)してる人”でした。毛穴パック、拭き取り化粧水、酵素洗顔、ガンガン使ってました。今思えばおそろしく肌不安定だったな。
さて、今日はW洗顔を止めたときの話を書きます。
もうかれこれ12年も前の事。
27歳の私は当時メイクスクールに通っていたのだけれど、入学するとだいたいどこのスクールもそこのアイテム一式買わされるわけです。私の通った学校はもともとシュウウエムラ先生の学校だったので、もちろんクレンジングオイル推奨。でもクレンジングオイルだけで良いってやり方で、その理論から学びました。化粧品(油分)はオイル(油分)で落とす。毛穴の深い部分にまで入り込んでしっかり落とすから、乳化して馴染ませてしっかりすすげば肌に不要なものはしっかり落ちると…。
なるほど。理にかなっていると思った私はスナオにそこのアイテムをフルライン使い始めたんですね。そしたら一ヶ月もしないうちにお肌になんだかブツブツ、小さいのがあちこちにできはじめました。ブツブツできるとまずは心理として、「肌に塗っているものが合わないのではないか…?!」と思いますよね。クリームとか乳液とか。なので私も例外なく、そこを元々使っていたアイテムに戻しました。そして様子見で一ヶ月程度…
治らない。
次に私は「クレンジングオイルがやっぱり残っているんじゃないか??」と疑い始め、クレンジングオイルの後にもともと使っていたクロレラ石けんでW洗顔を始めました。やっぱりさっぱり落とさないとダメよね〜なんて思いながら。そしてまた様子見で一ヶ月…
まだ治らない。
そしたらもうクレンジングオイルしかないですよ、怪しいのは。先生、ごめんなさいと思いながらそのクレンジングオイルをやめて、もと使っていたものに変えました。で、お決まりのようにW洗顔。
一ヶ月経たないうちにキレイに戻りました。笑
自分の中ではなかなかの発見でした。まさか、落とすものでこんなにブツブツ出てたなんて。しかもそれを石けんで洗っていたにも関わらず出てたって、もはや何なんだろうと。それで、私自身はクレンジングオイルが肌に合わないという事があるんだな−という貴重な財産を得ました。(この数年後、クレンジングオイルの中でも特に合わない基材がある事がじわり判明したのでまた書きます)
その後、スクールを卒業した後に吉川千明さんの『泡洗顔をやめるだけ』という本を手に取ったのがきっかけで、あらためてW洗顔をやめてみようと試みます。
その時使っていたのは【do organic】のクレンジングリキッド。コメヌカがベースのクレンジングです。いつもはリキッドで洗顔した後に必ずクロレラ石けん(帝国ホテルに入っているTAMAKIのめっちゃ高いやつw)で洗っていたのを、リキッドだけにしてみました。
初日はお風呂から出たら「なんか肌がペタペタ?してる。残ってるのかな。」と不安になりつつも、目視では落ちてる感じだからまぁ様子を見ようと思いそのままに。二日目、三日目も同じように続けました。そして1週間過ぎた頃には、はじめ気になっていた肌のペタペタした触感にいつの間にか慣れて気にならなくなっていました。トラブルももちろん出ませんでした。35歳でがくんと曲がり角を感じるまではずっとお世話になったかな。(今はアムリターラのクリームクレンジングを溺愛しています。)
現代人は石けんやフォームで洗うことに慣れていて、洗った後のあのサラサラっとした肌が本来の肌だと思い込んでいる人がほとんどだけど、違うから。あのさらさらは人工的に洗った後の肌ですよ。特に若いときの肌こそしっとり(ペタペタ)ぷりぷりしてるもの。適度に皮脂があるからこそ、若いコの肌は水を弾きます。
そもそも人間も動物、こんなに身体をせっせと洗わなくて良いようにできてます(それが良く聞くターンオーバーという仕組みね)。たかだかここ数十年でしょ、せっせと工業製品で洗い出したのなんて。だから皮膚が弱くなってどんどん皮膚炎やら皮膚病やら出てきてる。で、ここ20年くらい?で除菌までしだしたからいよいよやばい。自然界に必要な菌もどんどん消してるから菌世界のバランスが乱れてるのと同じで、肌にある常在菌のバランスが乱れてるからちょっとした雑菌にも耐えられない人が出てきてる。(菌の世界はほんとに深いよ。この話はまた今度書こう)
結局、自分自身の肌バリア(ざっくり言っちゃうけどね)が弱くなっている事がトラブルの原因。そしてそこにダイレクトに影響しているのが“落とすもの”、すなわち洗顔で使うアイテムです。だから私はトラブル(赤み、乾燥、皮脂の過剰分泌、小さいニキビなど)がでていたらまずそこを見直します。
これ、書き出すとどんどん膨らんで止まらないのでひとまず今日はここまで。
また細分化して書きますね。
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